日がかんかんと照り付ける夏の日。せみの泣き声と共に果物が美味しくなり始めた7月もいつのまにか中旬に入った。収穫の季節を準備するための農夫の手がとても忙しいこの時、金泉(キムチョン)地域地域神様の教会の聖徒20余人は隣近のぶどう農家が働き手が足りなくて困難を経験しているという便りを聞いてボランティアに積極的に出た。

奉仕活動をした日は7月14日木曜日。聖徒の中でも農業をする人たちも多く働き手が豊かではなかったが、自分よりもっと大変なことに直面している隣人を助けるために一斉に出掛けた聖徒は、まっすぐにぶどう産地で有名な忠北嶺東郡黄澗面に位置したぶどう農場に駆け付けた。

ⓒ 2005 WATV

ぶどう畑主の人安光成(39)さんと尹蘭(34歳)さんはビニ-ルハウスぶどう収穫で忙しい時期なので夜明け5時から夜11時まで農業もしてぶどう収穫もして、手が十個でも足りない位に忙しい時間を過ごしていたので、畑のぶどうは手も足も出ない状況だと言った。ぶどうが熟れる前にぶどう袋をかぶせなければ丈夫な実を収穫することができないのに、働き手不足で気を使う暇がなかったのだ。安さん夫婦はもっと遅れる前に来て本当にありがたいと、聖徒の奉仕に感謝の心を伝えた。

山の下に位置づいた1,500坪のぶどう農場は900坪余りのビニールハウスと600坪余りの露地で栽培されていた。今日聖徒がすべきことは、畑で育っているぶどうに袋をかぶせることだ。ぶどうに病虫害防止用袋をかぶせることは病虫害から実を守って糖度の高い商品のぶどうを収穫するための必須作業だ。聖徒は作業しやすい作業服をきて前掛けポケットに袋を入れて早く仕事することができる準備を取りそなえた後本格的な奉仕活動を始めた。

吹いたり触ったりして、一つぶでも落ちやしないか気を使いながら赤ん坊を世話するような聖徒の手で実に向かった暖かい愛を見つけることができた。特別な心と努力にもかかわらず落ちてしまうぶどう粒があって聖徒の胸がはり裂けたりしました。真摯な表情で作業をしたある聖徒は“ぶどうに袋をかぶせる作業を通じて神様の愛を悟るようになった”と言いながら“働き手が不足で袋を着せることができなければ病虫害のためその年のぶどう農業はすべて無駄になる。靈的な実も神様の御言葉で身に着ければ保護を受けることができるのに、働き手不足で御言葉で身に着けなければ靈的農夫である神様がいくら胸が痛いか分かる気がする”という悟りを伝えた。

聖徒は決まった時間の間に畑のすべてのぶどうに袋をかぶせる作業を終えるためにてきぱきと働いた。蒸し暑い天気にもかかわらず自身の農事のように丹念に手まめに働く聖徒の姿はやはり神様の子らしい姿だった。太い汗しずくをしきりに流す聖徒の全身が汗まみれになったが涼しい風が吹いて来て暑さを冷やしてくれた。

ⓒ 2005 WATV

午後遅い時間になって作業が終わった。畑の主人である安さん夫婦は“皆忙しいのに自身の仕事のように手伝ってくれてとても感謝します”と言いながら“二人で一週間しなければならない仕事を一日ですべてしてくれてとても役に立った”と喜んだ。安さん夫婦は暑い天気にもかかわらず喜びながら仕事してくれた聖徒に冷たいアイスクリームがいっぱい入った袋を渡して感謝の心を伝たりした。

農民の切ない便りに接して手伝けすることを準備した堂会長は“ぶどうに袋をかぶせる作業を通じて靈的な農夫である神様の摂理を少しでも悟る一方神様の愛までも伝える良い機会になった”と言い、“これからも働き手の足りない農民が助けを要請すれば神様の愛の心で駆け付けて勢いよく手伝って差し上げる計劃”と言った。

時につれて結んだ実が働き手不足で保護膜を覆うことができなかったら病虫害のために商品性ある果物にならない。そのような時農夫の心は言葉どおり炭の塊になる。靈的農業もこれと同じだ。働き手不足で実が御言葉を身につけずに病気になったら神様の心はいくらもどかしいか。

農夫の心はすなわち兩親の心だと言う。靈的ぶどう農園の経営を頼まれた靈的な働き手として神様の心、農夫の心で全世界に命の水を伝える靈的農夫になるように願う。